喉が渇いたときに、すぐに手に入る飲み物。これも日本全国、様々な場所に自販機があるおかげです。
しかし、そんな自販機の普及、少し状況が変わってきているのだとか。どのように変わっているのか、自販機の今に迫ってみましょう。
日本自動販売システム機械工業会が公表している資料によれば、2021年時点で国内の自販機普及台数は約270万台※、うち8割が飲料の自動販売機だと言われています。次いで日用品雑貨用、たばこ用、食品用、券類用(乗車券や食券、入場券など)と続きますが、実は飲料用自動販売機の台数は年々減少傾向にあるようです。
参照元:経済産業省「これも自動販売機で、進化する販売サービスに注目」(https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikaisetsu/hitokoto_kako/20221125hitokoto.html)
中でも紙パック飲料や、カップに飲み物を注いでくれるタイプの自販機の減少率が大きいとのこと。パックやカップだからこそ楽しめる飲料もありますし、缶やペットボトルより捨てやすいというメリットもありますが、持ち運びのしにくさがネックとなってしまうのが原因だと言われています。
元々は一番台数が少なかった食券や入場券の自販機ですが、こちらは飲料用とは対照的に増加傾向。新型コロナウイルス感染拡大により、飲食店における持ち帰り需要が一気に高まったことや、人件費削減、対面接客解消などの観点から導入を決める店舗が増えている、と考えて良いでしょう。
また、注目したいのが「食品や玩具」の自動販売機。自販機の設置がやや飽和状態化している中、前述した通り飲料用自販機は生産台数も減少傾向にありますが、いっぽうで食品や玩具など「その他」の自動販売機は近年勢いが高まっているようです。
昨今では、個人店でも自店舗の商品を店頭に設置した自動販売機で売る、というケースがよく見られるようになりました。例えばパンや加工食品、果物や野菜、コーヒー豆や紅茶の茶葉などですね。入店しなくても商品を試しやすいのはもちろん、無人、かつ24時間販売が可能となるので、閉店後や店休日の利益を見込めるのもメリットだと言えるでしょう。
また、SNSの普及により、個性的な自販機をTwitterやInstagramにアップする人が増えたのも一因と言えます。一般的に自販機で購入できるのが珍しい個性的な商品を入れればそれだけで話題になりやすいですし、業者に依頼するとデザインまで凝ったオリジナルの自販機を設置することもできますから、新たな広告塔として集客アップも期待できるかもしれません。
人件費の必要がない自販機は、低コストで運営でき、限られたスペースを有効に活用し、24時間稼働できるのが大きな魅力です。スペースと時間を活かすことで、ビジネスの収益性を高めることが期待できます。ここでは、物販オーナーにおすすめの自販機設置業者3社の特徴と強みを紹介します。
プロのデザイナーが専属でつき、店舗や商品に合わせてオリジナルでデザイン。目を引くデザインでメディアに取り上げられた事例もあり、SNSでもシェアされやすく認知向上が見込めます。新たな顧客の獲得で売上アップも期待できるでしょう。
高さ1,830mm・幅1,030mm・奥行703mmのコンパクトな自販機を提供しており、限られたスペースにも設置が可能。効率的にスペースを活用することで、収益機会損失の低減が目指せます。
ホテルやオフィスなど屋内環境での実績を多数もち、施設内で自販機を有効活用できる方法を提案。駅構内といった限られた場所への設置も可能です。駅ナカで利用しやすいキャッシュレスにも対応し、手軽に利用できる環境を整えています。