オリジナルラッピングの自販機の効果や費用、事例について解説

近年、一般的な自販機とは異なる、オリジナルのラッピングが施された自動販売機を目にする機会が増えてきたと感じる方も多いのではないでしょうか。そこでこちらの記事では、オリジナルラッピング自販機を設置した場合に期待できる効果や設置費用について紹介します。また、実際に設置した事例についてもまとめていますので、設置を検討する場合にはぜひ参考にしてみてください。

オリジナルラッピング自販機の効果について

広告塔の役割となり、集客に繋がる

自動販売機のオリジナルラッピングをすることにより、自分のお店や会社の広告塔として使用できます。例えば、おしゃれなお店の店頭に、いつも街中で見かけるようなデザインとは異なる、オリジナルのラッピングがされている自販機が設置されている場合もあります。

このように、店頭にお店の雰囲気に合ったラッピングを行った自販機を設置しておくことによって、飲み物を買う人はもちろん、その自販機の前を通る人に対しても宣伝にもなります。一般的なデザインとは異なるラッピング自販機は、多くの人の目を引くので宣伝効果もあり、集客につなげられる可能性もあります。店頭にラッピング自販機を置くことによって興味を持ち、お店の中に入ってきてくれる人もいるかもしれません。

せっかく良い場所に自動販売機を設置しているのであれば、オリジナルラッピング自販機を設置して宣伝に使用してみるのもひとつの選択肢といえます。

周囲の景観とマッチ

自販機＝目立つもの、というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。しかし、落ち着いた観光地などでは、自販機の色がどうしても周囲の景観に馴染まないケースも。そのような時に活躍するのがオリジナルラッピング自販機です。周囲の雰囲気と合うように落ち着いた色の雰囲気でラッピングを行うことにより、景観を損ねず自販機の設置が可能になるのは大きなメリットといえるでしょう。

また、観光地以外でもオリジナルラッピング自販機はおすすめです。例えば街路樹が続く道など緑が多いエリアであれば、周囲の緑と馴染むようなラッピングを施すことによって、景観を損ねない点に加え、その自販機を設置しているお店や企業のイメージアップにつながる可能性も考えられます。

自販機のオリジナルラッピングはどこに依頼をすればいいか

自販機のオリジナルラッピングをしたいと考えた場合には、オリジナルのラッピング自販機を取り扱っている会社に依頼をします。このような会社の場合には、すでに用意されているラッピングシートの中から希望に合うものを選択するといったパターンもありますし、完全にオリジナルのデザインでラッピングをしてもらう、といったこともできます。

また自販機といえば飲み物という印象があるかもしれませんが、近年では飲食店の店頭でテイクアウトできる食品を販売する自販機を設置するといったケースもあるように、ラッピングだけではなく「何を販売するか」という点も選ぶことが可能になっています。

そのほか、従来からある飲料を販売する自販機の場合でも、ラッピング自販機対応可能な飲料メーカーも出てきています。以上から、自販機を設置する場合にはどこがオリジナルのラッピングに対応できるのかさまざまな面から探してみることがおすすめです。

自動販売機のオリジナルラッピングには費用が掛かるか

例えば飲料メーカーの自販機を設置する場合、設置にかかる初期費用はメーカー側の負担となりますが、自分の希望でラッピングをしたい場合には費用が発生します。ただし、この場合も売上が見込める場合にはラッピング費用を含めた初期費用をメーカー側が負担するなどケースによって対応が異なるため、まずは一度メーカーに相談してみることがおすすめです。

またラッピングにかかる費用相場については一概にいくら、と言うことが難しいといえます。これは、オリジナルのラッピングをするにはデザイン料も必要となるためです。誰にデザインを依頼するか、また単純なデザインなのか複雑なデザインなのかによって料金が大きく変わってきますので、まずは見積もりを取った上で検討すると良いでしょう。

オリジナルラッピングの事例

bordstationの設置事例

画像引用元：bordstation（https://bordstation.jp/case-study/case27/）

アイシングクッキーを販売しているお店の店頭に設置された自販機の事例です。こちらのお店の名前である「smile」と「cookies」という文字がデザインされた自販機では、アイシングクッキーと通常のクッキーなどを販売しています。自販機を設置後、「時間を気にせず買いに行けるのが嬉しい」といったようにお客さまからの反響も大きいのだとか。

また自販機のデザインにもこだわりがあり、自販機の側面に絞り袋のデザインが入っています。ここで写真を撮影するお客さまも多くいるといったように、自販機がフォトスポットにもなっています。

芝江産業の設置事例

画像引用元：芝江産業株式会社（https://shibakou.co.jp/achievement/019/）

企業向けの弁当の製造を行っている企業において、手作り惣菜を自販機で販売している事例です。鶏肉の照り焼き、豆腐ハンバーグ、ボルシチなどの惣菜を販売しています。こちらの自販機のデザインは、ウクライナ人イラストレーターが担当しており、自販機の売上の一部はウクライナの支援団体に寄付されています。

自動販売機JPの設置事例

画像引用元：自動販売機JP（https://jidohanbaiki.jp/case/jirei-243/）

青パパイヤの栽培を手がけている企業におけるオリジナルラッピング自販機の設置事例です。目を引く黄色を基本とする中に、「青パパイヤを栽培している」という点がひと目でわかる文言を入れた非常にわかりやすい内容となっている点が特徴。さらに、自販機正面のディスプレイ内のポスターには、青パパイヤのレシピ例を紹介することによって「購入してみよう」という気持ちを想起させる自動販売機のディスプレイとなっています。

まとめ

オリジナルラッピング自動販売機の設置には、自社や自店の宣伝となり集客につながったり、周囲の景観と調和させながら自動販売機を設置できるといったようにさまざまなメリットがあります。また、自販機を設置することにより新たなフォトスポットとなり、お客さまにより楽しんでいただきながらお店について知ってもらえるといったケースもありますので、ぜひオリジナルラッピングの自動販売機の設置を検討してみてはいかがでしょうか。