物販用の自販機があれば、営業時間外にも商品を売ることができるので、フードロスを削減できたり、他店との差別化ができたりとメリットもたくさん。
そこでここでは、これから物販用の自販機の導入を検討されている道の駅を経営するオーナーに向け、既に自販機を導入している事例をご紹介します。
道の駅といえば新鮮な食材や地域の名産品が手に入るイメージですが、自販機では一体何が売られるのでしょうか?具体的な事例を見てみましょう。
bordstation設置の道の駅の自販機!
販売個数は4ヶ月で8000個!
画像引用元:bordstation公式HP(https://bordstation.jp/case-study/case03/)
「夕日まちのお菓子屋さんルモンド」の導入事例。留萌市の美味しいものを多くの人に知ってもらいたいという思いから、道の駅開業と同時に自販機を移設しました。訪れる人が多様な商品を求めると考え、他店舗も巻き込んで1つのお店のようにプロデュースしています。こちらの自販機を設置した企業はbordstationです。
自動販売機JP設置の道の駅の自販機!
北海道メディアでも取り上げられました
画像引用元:自動販売機JP公式HP(https://jidohanbaiki.jp/business/michinoeki/)
北海道天塩郡天塩町の「道の駅てしお(天塩の國)」の導入事例。自販機では、地元特産の「しじみ」や「しじみを活かした食品」、宇野牧場の高品質生乳を使用した牛乳やスイーツなどを販売しています。目を引くデザインの自販機は、北海道のメディアでも取り上げられました。こちらの自販機を設置した企業は自動販売機JPです。
このように、道の駅のオリジナル自販機は「他にはない商品」を気軽に購入できるのが利点だと分かります。しかし、いっぽうで目新しさ、特別感があるからこそ、リピーターを付ける難しさが生じる面はあるでしょう。そこで重要となるのが、以下3つの視点です。
これは文字通り、「新たな商品を開発する力」。まったく同じ商品を置き続けるのでは、いかに気に入ってくれているお客様もいずれは離れてしまいます。そのため、シーズン商品やイベントに合わせた商品、期間限定商品など、タイミングに合わせて新しい商品を開発していく努力は必要となるでしょう。
商品の需要が高まるにつれ、生産スピードや供給力の向上も求められるようになります。それにどう対応するか、もリピーターに繋げるポイント。特に農産物と加工品を両立する自販機では、双方のバランスを考え、良い影響を与え合えるようラインナップを工夫しなければなりません。また、自販機とはいえ欠品が多いと客離れを招くので、常に商品の在庫を維持しておくことが大切です。
オープン直後やリニューアルオープン直後、SNSで一気に話題になった後などは、客足が急激に増えがち。しかし、その後しばらくすると、店頭で欠品が目立つようになるケースもあります。その努力をどう継続していくか、足りない場合はどう補給するか、もリピーターを増やすための課題だと言えるでしょう。
道の駅のオリジナル自販機は、本店舗を含め「地域ブランディング」にも繋がります。地域ブランディングとはその土地ならではのアイデンティティを活かし、ブランドとして認知してもらう取り組みのこと。これを成功させるためには、以下のポイントを押さえることが大切です。
成功例を見て、安易に似たような商品を発想するというような所謂「プロダクト先行型」のブランディングは上手くいきにくいので、おすすめできません。まずは市場調査やアンケート調査などを細かく実施し、何が求められているのか、その地域の強みは何か、をふまえた上で、堅実な計画を立てましょう。
ブランド認知を高めるために、キャッチコピーやブランドカラー、フィロソフィー(どのような価値を、誰に提供していきたいか)など、形あるものを明確にするのも有効。そのためには、独自性の高いポイントを事前にしっかり把握しておきましょう。それに基づき、視覚化しやすいオリジナリティを追求していくのです。
現代では、ただモノを手に入れるより「コト(体験)」を消費することが求められる傾向があります。道の駅のオリジナル自販機でも単に商品を並べておくだけでなく、前述したブランドカラーやロゴなどをデザインに採用し、SNSの“映え”を意識する、特別な体験ができる機能を模索するなど、ぜひ工夫してみてください。
リデュース(商品のロス対策)、リユース(再利用)、リサイクル(再資源化)も、地域ブランディングを考える上では重要。生産者だけでなく、道の駅のプロジェクトに取り組む行政等も一丸となって資源の大切さを知ることで、それぞれの共感を促し、持続可能な商品の開発も可能となるでしょう。
人件費の必要がない自販機は、低コストで運営でき、限られたスペースを有効に活用し、24時間稼働できるのが大きな魅力です。スペースと時間を活かすことで、ビジネスの収益性を高めることが期待できます。ここでは、物販オーナーにおすすめの自販機設置業者3社の特徴と強みを紹介します。
プロのデザイナーが専属でつき、店舗や商品に合わせてオリジナルでデザイン。目を引くデザインでメディアに取り上げられた事例もあり、SNSでもシェアされやすく認知向上が見込めます。新たな顧客の獲得で売上アップも期待できるでしょう。
高さ1,830mm・幅1,030mm・奥行703mmのコンパクトな自販機を提供しており、限られたスペースにも設置が可能。効率的にスペースを活用することで、収益機会損失の低減が目指せます。
ホテルやオフィスなど屋内環境での実績を多数もち、施設内で自販機を有効活用できる方法を提案。駅構内といった限られた場所への設置も可能です。駅ナカで利用しやすいキャッシュレスにも対応し、手軽に利用できる環境を整えています。